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楽曲・MV

=LOVE、韓国「人気歌謡」に初出演へ――韓国語版「恋、はじめました。」が示す次の一手

=LOVEが韓国SBS『人気歌謡』へ初出演し、新曲『恋、はじめました。』の韓国語版を披露する。単発の海外出演を超えた一歩になるのか、その意味を整理する。

=LOVEのメンバーが2026年8月22日に韓国・金浦空港へ到着した際の公式写真

=LOVEが、2026年8月23日放送の韓国SBS「인기가요(人気歌謡)」に初出演する。

披露するのは、8月26日に発売される21stシングル表題曲「恋、はじめました。」の韓国語バージョン。放送は日本時間・韓国時間ともに12時20分から予定されている。メンバーは前日の22日に韓国・金浦空港へ到着し、公式の到着写真も公開された。

これは、単に日本の楽曲を韓国の番組で一度歌うというだけの出来事ではない。

日本で形を作った=LOVEが、楽曲の言語を韓国語へ置き換え、現地の音楽番組の中へ入っていく。今回の出演は、グループが今後どのような形で海外のリスナーと接点を作るのかを測る、最初の試金石になりそうだ。

「日本語曲を海外で披露する」だけではない

今回の重要な点は、「恋、はじめました。」を日本語のまま披露するのではなく、韓国語バージョンを用意したことにある。

海外のイベントへ出演し、日本で使っているセットをそのまま持ち込む形とは少し違う。少なくとも歌詞の段階では、現地の視聴者が受け取りやすい形へ変えている。

一方で、現時点で韓国盤の発売、韓国での継続的なプロモーション、現地レーベルとの契約などは発表されていない。したがって、今回の出演だけをもって「本格的な韓国デビュー」と断定するのは早い。

正確には、

韓国の地上波音楽番組へ初出演し、韓国語で自分たちの新曲を届ける

という一歩である。

この距離感を誤らずに見ることが、今回の動きを理解するうえで大切になる。

なぜ「恋、はじめました。」なのか

「恋、はじめました。」は、恋が始まる瞬間の高揚感を前面に出したサマーラブソングだ。

=LOVEがこれまで積み上げてきた、かわいさ、物語性、メンバーの表情を中心に見せる楽曲であり、韓国の流行へ急に寄せた作品ではない。海外へ向かうからといって、自分たちの輪郭を消す選択をしていない点は重要だ。

韓国の音楽番組には、強いダンス、緻密なカメラワーク、短い時間で印象を残す構成に慣れた視聴者がいる。その中で=LOVEが見せるべきなのは、K-POPグループの模倣ではなく、=LOVEが日本で支持されてきた理由を、別の言語でも成立させることだろう。

韓国語版という変更はある。しかし、曲、衣装、振付、メンバーの表情まで別物に作り替える必要はない。

言語は現地へ近づける。けれど、グループの魅力まで現地仕様に塗り替えない。

今回のステージで最も注目したいのは、そのバランスである。

=LOVE『恋、はじめました。』公式アーティスト写真

「人気歌謡」の一回で、何が分かるのか

一度の番組出演だけで、韓国での人気や今後の成功を判断することはできない。

それでも、同じ番組に出演する韓国のアーティストと並び、現地の放送フォーマット、カメラ割り、ステージ演出の中でパフォーマンスが映し出される意味は小さくない。

日本国内では、=LOVEを知っている視聴者が、=LOVEを見るために映像を再生する。韓国の音楽番組では、別の出演者を目的に番組を見ている人の画面にも、=LOVEが入る可能性がある。

そのとき、グループ名を知らない視聴者へ何が残るのか。

楽曲のサビなのか。韓国語の響きなのか。衣装なのか。表情なのか。それとも、メンバー全員で作る日本のアイドルらしい空気なのか。

今回の出演は、既存ファンへ向けた記念イベントであると同時に、まだ=LOVEを知らない層へ届く最初の数分でもある。

放送後に見るべきもの

放送後は、出演したという事実だけで終わらせず、実際のステージを確認したい。

韓国語の歌詞がメロディーへ自然に収まっていたか。言葉を変えても、曲のかわいさや物語が残っていたか。韓国の音楽番組特有の細かいカメラ切り替えが、メンバーの表情と振付をどう見せたか。そして、SBS公式のステージ映像や個人フォーカス映像が公開されるのか。

さらに重要なのは、出演直後の大きな歓声だけではなく、その後も現地から検索、動画視聴、楽曲再生が続くかどうかである。

一回の話題を、次の接点へつなげられるか。今回の韓国出演の本当の評価は、放送後から始まる。

https://www.youtube.com/watch?v=ikFaEAlO5N0

まだ「韓国進出」と言い切らないからこそ、次が気になる

=LOVEは、日本国内での活動規模を拡大しながら、初めてSBS「人気歌謡」へ出演する。

ただし、これは完成された韓国展開の発表ではない。韓国語版を一度披露し、その反応を見る段階だ。

だからこそ、今回の出演には意味がある。

いきなり「世界進出」を大きく掲げるのではなく、まず一曲を現地の言葉で届ける。そのステージが受け入れられれば、次の楽曲、次の番組、現地イベント、配信展開へ進む理由が生まれる。

=LOVEは、韓国へ行くことでK-POPになる必要はない。

「恋、はじめました。」の韓国語版が示すのは、=LOVEのまま別の市場へ入っていけるかという問いだ。8月23日の「人気歌謡」は、その答えを探し始める最初のステージになる。


出演情報

  • 番組:SBS「인기가요(人気歌謡)」
  • 放送日:2026年8月23日(日)
  • 放送時間:12時20分〜(JST/KST)
  • 出演:=LOVE
  • 歌唱曲:「恋、はじめました。(Korean ver.)」